気の流れを感じることを学びましょう
このフォーラムで風水について討論できることを光栄に思います。皆さんと風水の知識や感覚を共有できれば幸いです。
中国語の「風水」を直訳すると、ご承知の通り「風(かぜ)」と「水(みず)」の意味になりますね。実は、「風」はエネルギー(気)の流れの一種であり、これに対して「水」は、風水に欠かせない五元素のうちの1つなのです。易経の考えでは、天と地、陰と陽、四季などと同じように、この五元素は移ろいゆくものとして捉えられています。中でも四季と五元素は、風水の根本を左右する存在です。おそらくみなさんは、風水というのは何ともミステリアスで、難しいものだと思っているのではありませんか。
今日、風水は「陰の風水」と「陽の風水」の2種類に分けることができます。ここで言う「陽」とは人間の生きるこの世界を表し、また「陰」とは墓場、すなわちあの世のことを表します。陰と陽とは交わることなく、完全に分離した存在です。きょうは「陽の風水」についてお話をしましょう。
ふつう多くの人は、風水の基本を学ぶのに書物から入ろうとします。おそらくここにお集まりの皆さんは、風水に興味を持ち、多少の知識は持っておられることでしょう。きょうは、風水に関するもっと高いレベルの知識をご紹介するとともに、ご家庭で、どのように気を感じるかについて討論したいと思います。
ご自分の家や会社のオフィスに入るとき、そこで気の存在を感じ取ることができるのです。これからの話で、家庭内に家具などを配置するときは、五元素のそれぞれが望ましい場所に置かれるようレイアウトすべきことをご理解いただけると思います。では、五元素は人にどのように感じ取られるのでしょうか。それは、部屋の中を流れる気によって伝わってきます。風水を学ぶ前に、まずは気の流れをいかに感じるかを学ぶことが大切。なぜならそれが、風水にとって最も基本的な要素となるからです。
私の説明どおりにすれば、皆さんの気を感じる力は高まります。まず毎朝、太陽が昇る午前6時半に東の空を望み、腹式呼吸をしながら朝の太陽から流れ出る気を吸収します。日暮れ時にもう一度、同じように今度は暮れゆく太陽の柔らかな気を吸収しましょう。この2つの気の流れは異なるものです。気の流れを感じることを知り、それを部屋のインテリアに応用すれば、多くの問題を防ぐことができるのです。
香港がイギリスの植民地となった最初の時、イギリス軍のピーターソン提督は香港島の上陸地点に海軍基地を置き、今は観光名所となったビクトリアピークにユニオンジャック(英国旗)を掲げました。実は、香港島から北の九龍半島の山々にかけては、龍の形をした幸運の気が流れており、提督の香港島上陸は、その龍の背中をチクリと刺激する格好になったのです。香港は最初に香港島から発展し、その後次第に九龍半島へと広がっていきました。ピーターソン提督は、実は当時著名な占星術師でもあり、無意識のうちに、香港のその後の発展仕方を見通していたのです。今日、香港島の中で最も風水が良いとされる場所は、北の対岸に九龍を一望できるミッドレベル地区です。龍の口は、現在のセントラルのビクトリア女王像広場にあり、香港上海銀行の本店とスターフェリー乗り場に挟まれています。その昔、龍は海底の洞窟を抜けて、香港島と九龍にまたがるように横たわっていましたが、現在では埋め立てが進み、その部分は龍の胴体が地表に現れるようになりました。
太陽光線は、エネルギーの流れに影響をもたらす重要な元素の1つです。太陽が南回帰線上にある時、北半球は12月22日ごろの真冬の時期となります。この日を私たちは「冬至」と呼びます。すべてが静まり返る時期ですが、風水の気は、この時期に蓄えられるのです。太陽が次第に北に移動し、赤道を越えるのが3月20日ごろ。この時期、私たちは春を迎えます。芽生えと成長の季節です。気も流れはじめますが、それほど強くはありません。太陽が北回帰線に達する6月21日ごろ、北半球は真夏になります。この時、地上のあらゆるものが繁栄し、気の流れも最も強くなります。太陽が南の赤道を目指して戻りはじめると、気はだんだんと弱まり、収穫の秋を迎えるのです。
次回は「春分」について、このサイトでご説明しましょう。