中国で何千年もの昔から行われてきた易経(I Ching)は、長年の研究・実験を積み重ねることによって完成された実学的な学問です。
易経(I Ching)は、普通の人々には理解し難い難解な学問でした。教本は太古の古典的な言語で書かれていたので、高い教育を受けたほんのわずかの人々だけが、それを読み、理解することができたわけです。易経(I Ching)を習得し、使う事ができたのは、僧侶や哲学者といった偉大で立派な学識者たちだけでした。彼らは社会において尊敬される高尚な地位を占めていました。人々は個々の人生で変化や困難に直面した時、それにどう対応するべきか分からなくなると、彼らの元へ相談に行きました。
易経(I Ching)は、昔から、50本の筮竹(ぜいちく)と3枚の硬貨を投げ、その結果によって物事を占います。易経(I Ching)の師は、現れた結果をわかりやすく説明し、相談に来た人々に幸福や安心をもたらすためにその教えを説きます。投げる筮竹や硬貨は、相談者自身のものを用いる方が好ましいでしょう。昔から、持ち主の身体により馴染んだ硬貨を使うと、その人の「気」が伝わると言われています。「気」が伝わると、占う者もより正確に結果を読むことができます。
最近では技術の発展により、すでに硬貨は用いられなくなっています。代わりに、コンピューターが易経(I Ching)の解釈を導く最適な道具として用いられています。パソコンも長年同じ人が使い続けると、かつて相談者が自分の硬貨を用いるとより正確な結果をもたらしたのと同じ理由で、その人の「気」が伝わるものなのです。だから、よりその人に合った細かな解釈ができるのです。
伝統的な易経(I Ching)占いは、次のように行われます。まず、3枚の硬貨を亀の甲羅の上に置きます。相談者が甲羅をそっと傾け、硬貨をテーブルの上に投げ移します。3枚の硬貨は当然常に表か裏のどちらかを示します。すると易経(I Ching)の師が3枚の硬貨それぞれの表裏の出方に応じて実線、または点線の水平な直線を描きます。この線を「ヤオ」といいます。6回投げると、それぞれの性質を持った三本の「ヤオ」で描かれた図が二つできます。この二つの図が一組として並んだもを、六線星形といいます。この六線星形を判読し、解釈することによって相談者個々の現在の状態を知ることができます。最初の解釈が終わると、ヤオの何本かを変えてもう一つ六線星形を作ります。この二つ目の六線星形から分かることは、相談者の今後の変化にどう対処するべきかということです。
例えば、「山と風」の六線星形は、硬貨を三回投げて描かれた三本の線が「山」を意味し、次に三回投げてできた三本線が「風」を意味することによって作られます。ここから山と風と判読します。最初の解釈が終わると、次に未来における人生の変化を解読します。
1.画面のボタンを一度クリックして、6回硬貨を投げたのと同じ結果を一度に出す
2.画面のボタンを6回クリックして1回ずつ硬貨を投げる
しかし、大切なことが一つあります。この占いを始める前に、今回なぜ易経(I Ching)による教えが必要なのか、動機は何なのか、よく考えることです。自分の人生にはいったいどんな問題があるのだろうか、どういった場面で苦労しているのだろうか、ということです。これらをしっかり把握できたら、画面上の8つの場面、状況(健康、金銭、仕事など)の中で関心があるものを選び、クリックするだけで簡単にアクセスできます。
易経(I Ching)の教えに基づいて占いをするときは、今日においても、1世紀前に決められた作法がそのまま実践されています。例えば、相談者は背筋をピンと伸ばし、正しい姿勢で腰掛け、正面を向くように指示されます。古代では、易経(I Ching)の師はほとんどが僧侶だったため、勉強会は道教の寺で行われ、独自の礼儀作法が守られていました。尊敬と静寂の雰囲気が保たれていました。ですから易経(I Ching)の教えをもらう時は、沈黙が重んじられるのです。自分が質問をしている間は目を閉じて静かに腰かけていることが大切です。そして、質問をしたら、画面上のボタンをクリックして、硬貨投げを開始します。
最初は、いつもあなたが悩んでいる質問に対する回答です。その答えに満足でも不満足でも、二度目の挑戦はしてはいけません。しかし「硬貨投げボタン」を繰り返しクリックして別の状況に対する教えをもらうことはできます。あなたの望み通りの答えが出るまで挑戦し続けたくなるのは分かりますが、その誘惑に負けないように用心しましょう。なぜなら二度目以降に出た答えは、もはや本来のものではないからです。本当のことが知りたいのなら、初めの回答を信じる事です。これを忘れてはなりません。
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